風邪の症状の特徴

風邪の症状の特徴

風邪を引いた場合、ウイルスや細菌が鼻や喉から侵入するため、症状としてくしゃみ、鼻水、鼻づまり、発熱などが発症します。この段階で風邪を治癒できればよいのですが、さらにウイルスや細菌が増殖した場合、下気道の気管の方にまで侵入する恐れがあります。

 

このようにウイルスや細菌の侵入によって、その細胞内に存在する白血球がヒスタミン等の生理活性物質を放出します。ここで風邪を引いたときの症状についてなぜそのような症状が出るのかについてお話します。

 

鼻水

鼻水というのは、ヒスタミンによって血管が拡張し、血液中の白血球を含んだ水分が放出されたものです。

 

くしゃみ

くしゃみは、異物排除機能として反射的に発症するものです。

 

発熱

体内に侵入したウイルスや細菌に対して発熱を促進するサイトコカインという物質が放出されます。このサイトカインが脳の視床下部に到達するとプロスタグランジンという発熱物質の産出を促進して体温の上昇が起こります。これが発熱の原因です。

 

喉の痛み

喉の奥にあるBスポットという部位にウイルスや細菌が付着したことが原因です。

 

耳の不調

耳と鼻というのは繋がっているため、風邪をひいたとき耳の炎症を起こすことがあり、場合によっては中耳炎や難聴をも引き起こすこともあります。これらを防止するには、できるだけ鼻の通気を良くするように努めることが大切です。仮に鼻づまりになった場合は鼻汁を片方ずつ静かにかむようにしましょう。力をいれ過ぎたり、鼻汁をすすったりすると中耳炎の原因となります。

 

関節痛

ウイルス等が体内に侵入すると、免疫反応としてサイトカインという物質が分泌されます。ただウイルスが強力であればあるほどサイトカインが過剰に分泌され、ウイルスを殺すと同時に、身体にもダメージを与えてしまうという性質があります。これが関節痛としての症状の原因です。

 

腹痛

サイトカインによって発熱の準備が整うと同時にアドレナリンという物質が分泌されて発熱を起こします。その時、胃の中では、アドレナリンによる交感神経刺激によって毛細血管を収縮し、胃の粘膜を保護する粘液が減少し、胃の壁が酸に対して無防備な状態になり、腹痛が発症します。

 

ウイルスが気管に侵入した場合、気管粘膜に炎症が発生します。その時、粘膜の死滅脱落細胞が増加したり、粘液の分泌が起こり、これらが痰が生成されます。この痰の存在によって気管に異物反応が起こり、痰を体外に排出するために起こるのが咳です。