インフルエンザのA型、B型、C型、新型にワクチンは対抗不能の理由

インフルエンザのA型、B型、C型、新型にワクチンは対抗不能の理由

インフルエンザにはのA型、B型、C型というのもが存在しています。A型は、人間にも動物にも感染する型であり、B型は、人間にだけ感染する型であり、C型は、ほとんど流行しない型であるという相違点があります。インフルエンザウイルスというのは、生物の細胞に取り付き、寄生して増殖をしていくという性質があります。

 

人や動物に寄生してウイルスは子孫をどんどん増殖させていく過程で遺伝子の読み違いが起こることがあり、これが変異と呼ばれるものです。つまりインフルエンザウイルスはこのようなプロセスで変異を繰り返し、形を変えていっているのです。あなたもがメディアやニュースでもしかしたら耳にしたことがあるかもしれませんが「今年も去年と同様、●●型が流行する可能性があります」というような話です。

 

これは、一見去年と同じ対策をすれば十分とも思えるかも知れませんが、実は、去年と全く同じ型というわけではないということに注意をしておかなければなりません。ちなみに、冬の時期に流行したインフルエンザウイルスが、夏の期間に消えたというわけではありませんので、人に感染を繰り返しながら変異を繰り返し、次の冬の時期に大流行をするという可能性も否定できません。

 

しかも1個のインフルエンザウイルスが細胞に寄生すると、数時間という時間の間に数千個というものすごい数の子孫を作ることができ、そのプロセスで変異を遂げることもありえます。

 

中には、何らかの原因で大きな変異が起こることもあり、従来のインフルエンザウイルスとは劇的に性質の異なるウイルスに変わし、大流行を引き起こすことさえあり、これが新型インフルエンザウイルスと呼ばれるものです。これほどの物凄い数での増殖に加え、変異を繰り返されると、その都度インフルエンザワクチンをつくり直さなければならないということになります。

 

世界保健機関は、このような状況に対応するために世界のインフルエンザの流行状況を確認し、近いうちに流行する可能性のあるウイルスの候補を調べ、インフルエンザワクチンの製造機関が実際にワクチンの製造に取り掛かることになります。

 

ワクチンの製造機関が実際に製造をしてから出荷するまでにはかなりの時間がかかります。しかも、製造から出荷までの間にもインフルエンザは変異を繰り返しているため、製造が追いつかないというのが実態です。さらに、インフルエンザワクチンの製造にあたり、過去に流行したウイルスの型をベースとして製造をするためこれから将来にむけて変異していくことを前提としてワクチンを製造することは困難を極めるというのが実情です。

 

こう考えると、いくらがんばってインフルエンザワクチンを製造しても、変異をとげたインフルエンザに対抗できずに、永久にいたちごっこを繰り返すというハメになります。